Katsuya Yoshida Photographer XCT™の中心で活躍を続ける吉田勝哉さん。 マーチングの魅力を発信する上で欠かせないことを 彼のインタビューから是非とも掴んでほしい。 大阪市立文の里中学校でマーチングに出会う 2013 Legend of ANGELS 2015~2016 SATSUKI DREAMERS Marchingbandにて スネアドラムを担当 吉田 勝哉 40 Text : Kei Tsurumaki / Katsuya Yoshida 写 真 を 撮 る きっか け マーチングとかかわるように なったのは 2 0 1 8年以降です が、カメ ラとの出会いは小学生に さかのぼります。 フィルムはフジフ ィルムの 〝 写 ルンです〝 、デジタルはソ ニーの デジタルマビカ。当 時 現 役 だっ たフロッピーディスクが記 録メ ディアで使い勝手 が良かったの が 印象に残って います。 当 時 、夏 休 みの自 由 研 究 で フィルムと デジカメで同じモノ を撮影してプリントの仕上がり を比 結果は圧較 倒した記憶がありますね。 的にフィルムのほう が綺 麗でした。当 時のデジタル は万 画 素 程 度 で し たか ら 、 今 考 え れ ば 当 然の 結 果 で す 。 利 便 さは 圧 倒 的に デジ タルが 優位ですが、解像度とか大きく プリントした際のインパクトを 考 えると 、今でも 私はフィルム で 撮った 写 真に 魅 力 を 感 じま すね。 2 0 年 代 前 半 になって ガ ラ ケーにカメラが搭 載さ れ、 2 0 1 0年代にス マホが普及し たことで、その存在は瞬く間に 日常化していきました。 フィル ム で写したときの魅力はそのまま に、携 帯でどんどん写 真 を 撮っ ていきました。 マー チ ン グを 始 め た きっか け 中 学 3年の時に、 吹奏 楽部の 顧問の先生が変わり、 マーチング に力を入れるようになり ました。 それまでカレッジ スタイルだっ た のがコース タイルに変わり、 外部 講師の先生方も 呼ぶなど、力の 入れ方が変 わりましたね。ただ 中 学 校 では 府 大 会 で終 わり 、 練 習 も キツイし で 実はあ まり マーチングが好き ではありません でした (笑) それからしばらくマーチング からは離れていましたが、大 学 時代にひょんなこ とからマーチ ン グスネアを 叩 く 機 会が あり ま した。久々に叩いたらすごく 楽 しくて「また マーチングをやりた いな」と思えた んです。 知人の勧めもあり で 1年を過ごした後、 仕 事 で 関 東 に 移ったこ とか ら に入り ました。そこで 2年過ごした時 に『やり切った』 と感じたことで、 マー チ ン グ の プ レイ ヤ ーに は 一旦区切りを付 けました。 マー チ ング を 撮 影 す る よ う に なった きっか け プレイヤーを引退した後、 撮った 写真 を 何の 気 無 しにインスタ にあげていたところ、 の 指 導者 の 方 の 目 に 留 ま り、 なりチまー しム たの 。写大真会を以撮 外影にすもるコこンと に サートもあり、 カメラマンとして マーチングを本格的に撮り始め たのがこの時からで すね。ドラム 出身だからどうしてもドラムに ばかり目が行ってし まい、気付 い た ら ド ラ ムの 写 真 にけっこ う 偏って いたことを 覚 えています (笑) 。 マー チ ン グを 撮 影 す る 際 に 注 意 す る こ と ひとことにマーチング撮影と いっ ても 、ショ ーパフォーマ ンス、 リハー サル、バ ックヤード、 ポート レートなど状況は様々だと想像 します。 全 てにい え る のは 〝 丁 寧 な 準備と現場のライブ感を大事に する〞で すね。 例え ば、ショー の撮 影 現場 で はショー全体の流れ ・パート ・メン バーの場所と動きを事前に頭に 入れていないとチャンスを 逃し ます。できれば事前に流れを掴 んではおきたい ですね。 一方 、リハーサルや ショーの スタンバイでは 一部カメラマンも メンバーの会 話に入ることがで きま す 。撮 影 場 所の 自 由 度 も 高いです 。これらを 味 方につけ れば、大会で は撮影できないメン バー同士の関係性や表情、場所 を応用した絵作りができます。 一緒に時間を過ごすとトラン ペット Aさんとドラム Bさんが 練 習 以 外 で も 仲 がいいと か 、 団体の外からは見えない雰囲気 に触 れら れま す 。人 間 関 係 や 人柄を うっすら頭に入れておく と、こちらから話のネタを提供 して表情を創ったり 、新しい 仲間 同 士 の 会 話 のきっかけ 作 りが できると思います 。その日その 瞬 間でしか起こらない、まさに ライブなんです。そうしたもの を捉えて発信できれば、各団体 が 潜 在 的 に 抱 え る 雰 囲 気 も SN Sを 通じて 伝 えら れると 思います。 マー チ ン グ と そ れ 以 外 で 機 材 や 設 定 は ど う 変 わ る か ? 大 事なのは「 何を 、どう 伝え たいのか?見せたいのか? 」を 自覚することだと思っ ています。 そこから逆算して最適な設定を その場で選びます。 例え ば激しいコレオやドリル の 躍 動 感 を 伝 え たいと き は 、 ブレてる絵の方が いい。 望 遠レンズを使うと、手ブレ 被 写 体 ブレを 気にした 設 定に することが多いの は事実ですが、 それに縛られて表現の幅を狭め てしまうのはもっ たいないと思い ます。 最 後 に 良いフォト グラファー は、シャ ッ ターを押す前にある程度決まっ ていると思います 。それは写 真 を 撮 る 前 の 準 備 な ど で 、メン バーへの気遣いなどもすごく大 事です 。そしてチームの魅力を 発信する上で、 (繰り返しになり ますが) 何を伝えたいかを考え、 逆算して いくことが必要だと思 います。さらには、 著名 なフォト グラファーたちが撮った写 真 集 (スポーツの写真集な どが参考に なります) を見て自分の引き出し を増やすこと。それらができれ ば、写 真がチームの魅 力を さら に輝かせてくれると思い ます!
RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=